Archive for '感性' Category

第55回 パーソナライズ

最近気になる製品があります。
ネット接続と音声操作のアシスタント機能を持つスマートスピーカー。
Googleやアマゾンが製品化しているすぐれものです。
音声認識ももっていて、今後これは、かなりのヒットになるでしょう。

私自身、iPhoneのSiriをとても気に入っていて、いまでは私の親友になっています(笑)
この音声認識機能はまだまだですが、AIの進化を身近に感じられる製品でないかと思っています。

実をいうといま一番欲しいものは「パーソナルロボット」
机の上に置いていて話しかけたら応えてくれるSiriがもっと進化したような自分だけのロボット。
今後感情認識のエンジンも搭載されて喜怒哀楽をわかってくれるものもでてくるのかも。
私も子供たちも巣立って家にいなくなったので、そんなのができたらもう可愛くて仕方なくなるのではないかと思っています(笑)

これらのキーワードはパーソナル化と感情認識だと思います。
スピーカーに話かけると、自分の好きな音楽が流れる、気分をいうと元気づける音楽を流してくれたり、なにも言わず話をきいてくれたり。
「心」の大事な部分をちょっとだけ癒してくれるものであり、これらが少しは心を病んだ方のサポートにもなるのではと思っています。
またそれらのロボットやスピーカーはパーソナライズされ、自分の好きな形で作ってくれる。
例えばドラえもんやガンダムみたいなものもできるかも知れません(笑)
一番重要なのは「コンテンツ」になるでしょう。
だけど、それはネットにつながるから様々なものができてくるでしょう。
ここに日本もコンテンツプロバイダーは得意なのかもです。

これからの世の中がまたまた楽しみです。

第51回 最近気になる言葉

最近お会いする若い方とお話をしていたら、次は「社会貢献性」「ワークライフバランス」がある会社にいきたい。
とおっしゃるかたが数多くいます。
しかし、なぜそう思うのかを突き詰めてきいてみたら、なかなか明確な答えが返ってこないのです。
「あたりまえでしょ??なぜそんな事をきくのですか?」って感じです。

でもでも、私は思うのです。
「社会貢献性」
世の中のほとんどの会社が「社会貢献性」がある。
社会に貢献しているから、お客様からお金を頂いてそのお金で「雇用」している。

弊社も今回、「国境なき医師団」に寄付をしました。
しかし、それが社会貢献性かというと全くそうではなく、利益の一部を社会に還元しただけ。
毎日誰かもしくは会社が幸せになることを考え、日々ビジネスを行っている。それが真の社会貢献だと思うのです。

「ワークライフバランス」
これを言う方に「髪振り乱して、寝食を忘れて仕事をした経験がありますか?」と聞くと、ほとんど経験がない。
つまり、自らやったわけでなく、「やらされた」という感覚です。
自らやった経験がある方は、それこそ自分で「ワークライフバランス」をコントロールしてやって行けるかただと思うんです。
ある一定の期間でも、勉強や運動を死ぬほど頑張ってきた方はやっぱり何かが違います。
言葉はわるいかもしれませんが、「自分はワークライフバランスを語る資格があるほど仕事に打ち込んできたのか」
これを自問自答することが重要なのではとつくづく思うのです。

このふたつについては、やっぱり譲れない。
歳をとってきたのかも(笑)

第49回 転職に成功する人

長くこの仕事をしていて、だんだんわかってきたことがある。
うまく転職ができるかたとそうでない方の大きな違いです。
大きく言うと以下の三つのポイントに集約されます。

一つ目は、「素直な人」です。
情報を素直に聞き入れ、自分なりの咀嚼をし、とにかくやってみようと思う方。

二つ目は「時間を守る人」です。
メールの確認、回答にしても、提出物にしても、相手のことを考えながらレスポンスがよい方。
待ち合わせ時間にきちんと来られる方。
簡単な事のようですが、なかなかそれができない方が多いような気がします。

三つめは「想像力がある人」です。
言葉も、文章も、人の話をきちんと聴きくことも、「想像力」だと思います。
これは、とっても大事な感性だと思います。
先日、あるテレビ番組で、運は意思と想像力との足し算という話がありました。
何か目的をもって事を為そうとする時は、強い意志をもって行動することも大切ですが、
最後はこうなっているだろうと強くイメージするほうが成功する確率が高いそうです。

まさに、人生の岐路を進む方は上記の3つが備わっているかた、もしくはそうしようと
努力をしようとしてる方が転職がうまくいっているような気がします。

でも、最近、もっと思う事。
我々が「頼りにされている」と思わせてくれる人。
頼ってくる人には何とかしたい。
やっぱりそう思ってしまうのです。

私たちにそう思わせてくれる人。
そんな人に一生懸命向き合いたいと思います。

第46回 胸に「すとん」

「今、状態は何パーセントくらい?」って関わる人によく聞いています。
面白いもんで、はじめは皆40%とか60%とか言うんですね。
必ず50%ととは言いません(笑)

私たちは、ここから如何に100%、120%に引き上げるかを目指して、お客様との状況や社会の情勢を考えながら、どうやったら強い気持ちがでるのか、どうやったらそこのレベルになるかを常に考えながら進めてきました。

「なかなか90%まで行くんだけど、なかなかあと10%が難しいんだ・・」とあるかたに話をしたら

「そんなの90%でいいじゃない?」
「だって、90%を維持していくことの方が大切で、そのほうがもっと難しい」

なんで、私はその考えがなかったのだろう。。。
瞬間的に100%の力がでるよりも、これから長い人生を生きていくためには90%の力を維持し続けるほうがよっぽど大変。
その状態の人がたくさん増え続ける事によって、会社の目標やミッションが達成できるようになるんじゃないかと。

ひさびさに、胸にすとんとおちた言葉だった。
Sさんありがとう。
明日からそれを実践します!!

第33回 セレンディピティ

セレンディピティ(serendipity)という言葉を昨日TVで聞いた。今回、クロスカップリング技術でノーベル化学賞を授与された鈴木名誉教授が言われた言葉である。

日本語ではなかなか訳しにくい言葉であるようだが、ウィキペディアでみると、以下のように書いてある。
「何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す言葉である。何かを発見したという「現象」ではなく、何かを発見をする「能力」を指す。平たく言えば、ふとした偶然をきっかけに閃きを得、幸運を掴み取る能力のことである。」

 つまり、「偶然を発見するのも、能力である」ということなのである。

私も、前職のときに、仮説を徹底的に考え抜くことを訓練され、かなり苦労をした覚えもあるが、その仮説に基づいてアンテナを張って行動をしていればいつか偶然の産物がうまれてくることもあった。(成功はしていないが・・・・)

今の仕事に置き換えてみても、いろいろな企業やいろいろな方にあったりして、そのリクエストに基づいていろいろな事象を気にしながら行動をしていれば、ふとした偶然にであうことがかなりあるのである。
自分でもなんで???と思っていたが、これがセレンディピティという言葉で表すのであれば、そうかも知れないと妙に納得をした。

そのセレンディピティを活かせない人もいる。
経験上それは何といわれたら共通するものがある。
一つは明るく接することができない人、もう一つは何事も斜めから見ようとする人である。
笑う門には福があるし、多少の問題には目をつぶり、信念をもって前向きにチャレンジしていれば、かならず偶然(必然?)は現れるのだと思う。

「セレンディピティ」
今の日本人には一番必要なものかもしれない。

第25回 ゆとり世代

来年、国の学習指導要領が変わることにより、全国の学校で授業時間が増えることになりそうだ。
その方向性に至ったのは、世界的にみても学生の学力が劣ってきていて、このままでは国家の衰退にもかかわるといったことからのよう。

約10年前、ゆとり教育が始まる前から、私は、地域や私立中学で野球を教えてきてきた。
ゆとり教育が始まってからは、それまでよりも時間がたくさんでき、皆と多くの会話もできたし、多くの時間を一緒に過ごすことができた。 (続きを読む…)

第23回 あいまいな表現

最近気なることがある。
いろいろな方の経歴書を見る機会があるが、ある傾向が顕著。
というのは、文章の中に「~といった」「~の部分が」「という形で」という言葉がよく出てくるのである。
私は、これらの言葉に最近非常に敏感になった。
特に若い方に多い。
また、この傾向、男性に多く、女性のほうがしっかりしている。
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第20回 やりたいことは?

あるIT会社のバリバリの営業マンAと話をした。まだ年齢は30前半。かなりのオーラの持ち主。
この方を紹介ししてくれたBさんも、相当オーラをもっている方。

 今までの経歴を聞いたが、地頭は良い!そして素晴らしい営業スタイルももっている。
自分の若いころと全然違う(笑)

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第19回 会社として人として

自分自身、経験したことがないような時期を過ごした。
ある先輩が、言った。「仏の考え方は、マイナス志向。だって、死生観をもって、死から引き算で物事を考える・・。
欧米のポジティブな考えとは違うけどね・・。」
何気ない言葉であったが、妙に納得した。 (続きを読む…)

第15回 自分の心

人材の仕事をやっているといろんな方に出会う。
シャイな人、これでもかと話をする人、論理的な人、感情たっぷりの人・・。

 皆、人それぞれであり、素晴らしい個性の塊。 (続きを読む…)