第32回　ｻﾗﾘｰﾏﾝでない

サラリーマンでなくなって久しい、

私は同様にそのような立場になった諸先輩がたや若くして企業をしたかたとのお付き合いがかなりある。
「最近仕事どうですか？」
「いやー、サラリーマン時代では絶対会えなかったような人にあえて楽しいよ！！」

これは、ある中堅企業会社会社で雇われ社長をやっていた方の言葉。
確かに私もそう、仕事柄つながる必要性のない人脈形成はあるほうではあったが、サラリーマンでなくなったとたん、ネズミ算式につながりが増えてきた。

サラリーマンとの大きな違いは、「自動的に給与をもらえない」こと。
経営者は、「自分で稼がなければならない」いうこと。
特に小さい会社になればなるほどその意識は高まるし、従業員もその意識になりやすい。

 
今の中国が凄いところは、「稼ぐ」ということを必死にやっている。
貪欲という言葉以上でもある。
些細なつながりも大事にしてビジネスをつかみ取っていく気概が凄いのである。

日本で活躍をしている中国人経営者を知っている。
彼らは、その助けをしてくれた人には一生の恩人として大事にするのである。

今の世の中どうだろうか？
思考不能になり、助けてくれた感謝さえも忘れているのではないだろうか？
最初に井戸を掘ってくれた人は誰なのかを忘れしまう。

経済的な余裕はないかもしれない、「与えること」「感謝すること」
心の余裕は持ちつづけることが大事なんだとつくづく感じる。
弊社はこれを忘れず、愚直に守っていきたい。

3 Responses to “第32回　ｻﾗﾘｰﾏﾝでない”