第39回 根を張る
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2012年 2月 26日 日曜日
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3.11から早くも一年が経とうとしていている。
あの日の事は、あの時何をしていたかを一生忘れないのだろうと思う。
あの日の自然のパワー恐怖すら覚えるものではあった。
防災の目的で海岸線に植林された松の木などは、すべてがなぎ倒された。
しかし、日本古来からある広葉樹は、ほとんど倒されないでいたそうである。
また、阪神大震災の時なども倒されず、さらにその広葉樹が火事の延焼を食い止めたとの事。
なぜに、なぎ倒されないかと いうと、広葉樹は地中に複雑に根を張るからだそうだ。
それも複雑に絡み合って、助け合って。
地上では、大きく太い幹があり、その根の張り方が尋常でないためにどっしりと倒れないのである。
その風格と安心感はとてつもないのである。
私たちの社会も全く同じ。
たくさんの人間関係が互いに根っこで助けあって、自分という軸が成り立っている。
昨年、伊勢神宮に初めていってきた。
荘厳な雰囲気と、大きな広葉樹の森が安心感を与えてくれた。
伊勢神宮には間違いなく日本人の根本にあたる何かがあると感じざるを得ない。
「根がある」のである。「張っている」のである。
私もこの広葉樹のようにさらに人間関係を深めて、しっかりした軸と芯をもった人間になりたいと強くおもった。
今年の5月で会社設立まる3年。これまで心の助けになった方に本当に感謝。
根の張り方はまだまだであるが、覚悟はできた気がする。
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